ワンちゃんは体調が悪くても、当然ながらそれを言葉にして飼い主に伝えることはできません。ちょっとした不調にすぐ気づくためにも、飼い主が気にかけてあげる必要があります。日常的にワンちゃんを観察して、少しでも異変があれば病院に連れて行くなど、すぐに対応できるようにしておくといいでしょう。
また、ワンちゃんの体調を把握するには、排便をチェックする方法があります。
健康な便
健康な犬の便は水分量が適度にありツヤツヤとしています。形状は細長く、いくつかの塊が集合したようになっています。柔らかさは適度な硬さがあり、ティッシュなどで拾い上げても地面にほとんど汚れが付着しない程度です。色は基本的には茶色であり、黒いと体調が悪かったり内臓に異変が出る場合があります。
柔らかすぎる便（下痢）
ワンちゃんが下痢をしているようであれば、まずはワンちゃんの様子を見て、場合によっては獣医師に診てもらいましょう。下痢が治まらない、もしくは悪化するようであれば、何かしらの感染症状か中毒症状が考えられます。または、ストレスを抱えてしまっていて、それが下痢という症状で出ている可能性もあります。下痢が長引いていると、ワンちゃんはどんどん体力を消耗してしまうので、早急に病院へ行きましょう。
便秘気味・硬すぎる便
一時的な便秘ではなく数日間便秘である、または硬すぎる排便しか確認できない場合は、何かしらの異常が発生している可能性が考えられます。該当部位は消化器や脊髄などであり、一時的な炎症ではなく病気も考えられるため獣医師に診てもらいましょう。また、ごはんにカルシウムが多く含まれていると、体の状態が良好だとしても排便が固くなってしまいます。カルシウム成分を減らす献立を考えてあげてください。
他にも、数日間排便に血が混ざっている、便の色が黒すぎるなど、異変があればすぐに対処（獣医師に診てもらう、生活や運動方法を見直す）しましょう。病気ではなく一過性の症状の場合もありますが、対処するに越したことはありません。
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